ビニールチューブと和紙パールのネックレス 1922
皆様、こんにちは。和紙アーティスト裕也です。
今日は人とは少し違った目線で作ったビニールのチューブネックレスのお話を。
和紙のそのままの色味の白と和紙パールの白に、赤い京手毬糸をアクセントにしています。
このネックレスを作った当時、金属製のパイプパーツを使ったアクセサリーがブームになっていました。毎年使われるような定番パーツなのに、なんでブーム的なことになるのかちっともさっぱり分かりませんが、当時流行っていました。
僕はアマノジャクで流行り物は大嫌いです。みんなが持ってるから!とかいう考え方への興味もゼロ。というかゼロもない「無」なタイプです。
なので、チューブネックレスを作る時、パイプパーツが嫌いなわけではないけれど、使う気にはなりませんでした。
そんな時、たまたまホームセンターで見かけたビニールチューブを見て、パイプパーツみたいやん、しかも透明やしこっちの方がおもしろいやんと思いました。結果的に、金属製よりビニール製の方が軽くて着け心地も良く、良いこと尽くしでした。
人の感覚や日常的に使う物、無意識の域を意識して見る事や感じる事、少しズラして物事を見る事や感じる事。
僕が普段の何気ない暮らしの中で気をつけている事です。
みんなが持っているから欲しい!
と思う方々には不向き極まりないネックレスのお話でした。