日記と最近読んだ本「観察力の鍛え方」のこと

こんにちは。

和紙アクセサリーの新作制作に励んでいるけれど、一進一退を繰り返している和紙アーティスト裕也です。

イメージ通りに作っていてもやっぱりデザイン画と実物では違うんですよね。

ネックレスのつもりで制作していたのにブローチの方がいいんじゃないかとか、もっとこうしたらいいな!とか、あれ?いまいちやな。とかの繰り返しなのですが、どちらにしてもパーツからコーティングまで手作りなのでいちいち時間がかかるわけです。

そんなことも含めて、楽しく苦しく完成したときには安堵するのですけどね。

来年の春以降はまたイベントをしていこうと色々考えています。楽しみにしてくださっている皆様、どうぞそのままお楽しみになさっていてください。いつ発表できるかまだ未定ですが、がんばります。

どうぞよろしくお願いいたします。

さて、ここからは最近読んだ本のことを少し書きます。

僕は読書が趣味で、常にカバンに1冊は入れて持ち歩き、暇さえあれば読んでいます。だからと言って特段賢くもないし、教養があるわけでもないですが。もうちょっと身に付いたらいいのになと思います。

好きなジャンルは、思想・哲学・ビジネス・美術・芸術・工芸・絵本です。

自分とは違う考え方や生き方、世界のことを学べるから読書が大好きです。

本を書くってかなり大変な作業なので、著者も本気だと思うんですよね。その人となりも知れて楽しいし、何よりネットの情報より信憑性があると思います。嘘を書いたら執筆活動は終わりですもんね。

そして、いつも気に掛かった文章やキーワードをメモアプリに書き留めています。

さて、この前読んだ本がこちら。

「観察力の鍛え方」著者:佐渡島庸平さん

同世代の方が書いた本で、言葉の選定やモノの見方に親近感を覚えました。本には間違いなく著者の世代感が出ています。そういうのも面白いです。

 

さて、今回僕が書き留めたことを下記に本文のまま記します。

 

  • 型のないオリジナリティは独りよがり:僕は料理人を3タイプに分ける。料理人の観察対象が、①同ジャンルの料理のみ ②別ジャンルの料理 ③社会全体の3つだ。③の社会全体を観察しながら、料理に取り入れている人は、レシピだけでなく、レストランの空間、食べるという行為そのものさえも更新しようとする。京料理「木乃婦」の高橋拓児さんは、圧倒的な観察力で、伝統的でありながら、革新的であって、僕が非常に尊敬している料理人だ。高橋拓児さんの話ですごく印象に残っていることがある。彼は、京料理の型を学んだ後に、このままでは自分が細部にこだわってしまって肩を守りに入ってしまうと感じた。そこで自分の好きな料理以外のジャンルを学びにいき「好きなジャンル×料理」というスタイルを見出すことができた。今となっては当たり前になったが「ワイン×京料理」は高橋さんが生み出した流れだ。そのほか「能×京料理」「器×京料理」と組み合わせる対象を変えることでどんどんオリジナリティあふれることをやり続けている。そんな高橋さんも、初めは「フランス料理×京料理」というような、近いジャンルとの組み合わせから始めていき、そこからどんどん遠いものと組み合わせるようになったそうだ。オリジナリティとは、型がないのではない。型と型を組み合わせるときに生まれる。いかに遠い型と型を組み合わせるかが革新を生み出す。だから「革新は辺境から生まれる」と言われるのだ。

  • 全ての人と一期一会の感覚で向き合うことが、人生を豊かにすることだ。

  • そのような無名な曲が国中の人の感情を一つにそろえた。たった1日だったとしても、黒人大統領(マンデラ)の誕生に国の未来をかけてみようと信じたのではないか。歴史を変えるのは、論理ではなく「感情」ではないか。感情が歴史を動かす。

以上です。

 

ふむふむ、、、

確かに和紙アクセサリーにも自分なりの型を作っています。そして、それは常に更新可能な状態でいつも向き合っています。

みんな色んなこと考えて一生懸命生きてる事だけは確かですね。

僕自身は「ワクワク」があらゆる存在への未来のキーワードだと捉えています。

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