日記と最近読んだ本「つながらない練習」のこと
こんにちは。
和紙アクセサリーの新作制作に励んでいるけれど、相変わらず一進一退を繰り返している和紙アーティスト裕也です。
ネックレス4個はできたんですけどね。今作っているものをカタチにしないと全体がまとまらず試行錯誤しているところです。
来年からは色々イベントをしていこうと思っているので、その時にはお披露目できるように頑張ります。
さて、最近読んだ本がこちら。
「つながらない練習」著者:安藤美冬さん
たまたまですが最近同世代の方が書いた本を読むことが多いな。
著者は「ノマド」の伝道師らしく、情熱大陸出演やSNSでも大活躍だったそうですが、僕はほとんどテレビを見ない、SNSも見ないので全く存じ上げませんでした。
僕は、テレビは基本子ども番組しか見ません。大人番組は子どもにゆっくり見させてもらえないので、録画しておいて家事をしながら1.5倍速で見ます。1.5倍速だと音声付きの再生ができ、みんな早口で面白く、且つ聞き取れる具合で時短にもなりオススメです)。
SNSはもっと見ません。インスタのアップ以外、1日10秒見るか見ないか(最近はインスタすらアップできていないですが、、、)。
僕は大してフォロワーもフォローもいないけど、そんなことはどうでもいいって感じ。写真は撮るのも見るのも好きやからインスタだけは継続したいと思っています。
さて、今回も書き留めた気になった文章やキーワードを下記に記します。
- すべてのSNSを退会した理由は3つある。
- 自由な時間が減った。1日平均5、6時間、パソコンやスマホからネットにつながっていた。ネットに触れていない時間も自分の投稿に“対する”反響や反応が気になり、仕事とプライベート両面で“今”に集中しにくくなってしまう。発信することも仕事だという意識もあって、危機感を持たないまま、SNSは生活そのものになった。
- のびのびと発信ができなくなった。フォロワー数が増え、認知度が高まるにつれて、以前のような気ままな発信ができなくなった。発信には気を遣っているつもりでも、下手をすれば誰かに指さされ、最悪の場合炎上する。大好きだったはずのSNSが、だんだん億劫になり、一体何のためのSNSなのだろうと感じるようになった。
- “つくられた世界”への違和感。これには自分の発言だけでなく、誰かの発言も含まれる。当たり障りのない言葉や、小さな嘘、自分を取り繕うような態度……。そうした“大人としての振る舞い”に対しても、うんざりした。ネット上で“本当の関係”を築くのは難しいと感じたし、ここに莫大なエネルギーを注ぐ意味が見出せなくなってしまった。
- SNSをやめてわかった「6つのいいこと」
- 時間が増える。私であれば5、6時間、一般平均でいえば2~5時間、SNSやネットに費やしていた時間が減る。増えた分は、すべて自由時間だ。
- 心にゆとりが生まれる。誰かの投稿でもやもやしたり、自分と比較して落ち込むことが一切なくなり「何をどう投稿しよう」と気負うことがない。自分は自分、他人は他人というごく当たり前の事実に立ち返り、マイペースで生きられるようになる。大切な人との会話に集中し、旅をしている最中は思い切り楽しむ。日常の景色の見え方が変わる。たとえば通勤時間にも、空を眺めたり、草木や花の美しさに感動したりする感性を取り戻せる。
- 余計な人がいなくなる。実はほとんどの人間関係は、あってもなくてもいいということに気づける。残った人たちの多くは、SNS抜きに会いたい、連絡を取り合いたいと思う人。本当につながりたいと思えば、メールやLINE、電話、共通の友人などを使って連絡は取れるのだから。
- 承認欲求と折り合いをつけられる。承認欲求とSNSは切っても切れない関係にあるように見えるが、本当はそうではない。承認欲求は「誰かに認めてもらいたい」という感情だが、ほとんどの人は、別に「SNS」で認められたいわけではないはずだ。愛する人から、そして自分の仕事や作品そうしたもので認められたいというのが本当のところではないか。それを目の前のSNSで手っ取り早く満たそうとするのではなく、「本当に勝負したいことで認められよう」と意識がシフトすると、SNSで近況報告をしたり、人が羨むような暮らしを発信することなどどうでもよくなる。
- 直観が研ぎすまされ、ひらめきが降りてくる。現代人は大量の情報で脳がパンクし、気がかりな人間関係で頭がいっぱいな状態寸前だ。SNSや情報、人間関係、そしてそれらが原因のネガティブな感情は、私たちのノイズだ。こうしたノイズを減らすことで、心が落ち着き、頭が静かになる。すると、より一層直感が研ぎ澄まされ、ひらめきが降りてくるようになる。
- パワーがみなぎり「本当にやりたいこと」をやるようになる。自由時間や心のゆとりが生まれると、これまであちこちから「ガソリン漏れ」を起こしていた自分の身体と心に、パワーがみなぎってくる。
- 放っておくことは信頼と同じだ。自分と他人の間に境界線を引ける人は、相手を自立させることができる。大抵の場合、できることは相手の強さや可能性を信じてあげることだけなのだから。人に構うのには、自分に都合の良いメリットがある。それは「本当にやるべきことから逃げられる」ということ。人の問題を見つめているうちは、自分の問題から目を剃らせるからだ。しかも手出しをすれば「何かをしている」状態でいられる。
- 「普通」の押しつけに負けない。子どもの頃から「普通」への反抗心がある。普通の人、普通の暮らし、普通の人生。そして、普通の考え方に対して。大多数が「YES」なら、私はそれに「NO」と言いたい。普通に生きる人を否定したいのではない。「この人生は普通で、それ以外は普通じゃない」そうやって他人からジャッジされ、評価されることが嫌だったのだ。世界を眺めてみると、こうした「普通」が暗に提示される。それは「あなたは不完全である」というメッセージだ。もっと痩せなければ愛されない。若くなければ価値がない。今の稼ぎでは不十分だ。子どもは賢くなければ将来危うい。無防備に街を歩くと、心のスイッチが押され、惨めさや焦りが反応する。自分を動機づけるのに、欠乏感や怖れ、不安を使うのはやめよう。「自分は不完全である」という気持ちから起こした行動で、私たちが満たされることはないからだ。「私にはいらない」「私はこれでいい」「普通かどうかは、自分が決める」今の自分で十分素敵だと、自分で自分を認めてあげよう。
- 本書の目的は「つながらない」ことで、あなたが本当に大切なものと「つながる」ことだ。
もっと知りたい方は、ぜひ買ってお読みください。
特にSNSしていない人にも「自分を知る」いいきっかけになる内容の本でした。