最近読んだ本「先の先を読む思考法」のこと。
皆様こんにちは。紹介したい本が貯まっているので今日もご紹介です。
僕は、先日ご紹介した本「インフレ不可避」と合わせて読んだのですが、両本の理解が尚深まりました。
アクセサリーにせよ、和紙にせよ、どんなジャンルの仕事であれ世の中と関わっていることは事実です。
なので、世の中がどんな方向に行くのか、人々が何を必要としているのか、を考えることはとても重要と思っています。
そして、好奇心が超がつくほど旺盛な僕は、知らないことだらけの世の中のことを知りたがるのです。
コンクリートの隙間にソッと咲いているタンポポの強さなど、不思議なことで溢れている世の中に興味津々です。
子育て(5歳の娘)をしながら、子どもはいつ頃まで純真無垢なのか?大人はもう純真無垢には戻れないのか?が今の最大の関心事です。
というようなことを考えながら、日々をのらりくらり生きています。
さて、前置きが長くなりました。本のご紹介をします。
「先の先を読む思考法」著者:藤野英人さん
- 日本は「課題先進国」と呼ばれています。少子高齢化はすでに確定した未来であり、地方が空き家だらけになることも、認知症の高齢者が増えることも間違いありません。(中略)私自身、いまだに古い価値観や考え方にとらわれたままの〝昭和のオジさん〟がはびこっている現状を見るにつけ、今は「令和4年」ではなく、まだ「昭和97年」なのだと感じることも少なくありません。
- フラットにものを見るということについて言えば、私は自分を俯瞰して見ようとするときに、自分のことを「着ぐるみ」だと考えるようにしています。(中略)「着ぐるみ」だと考えるのは、「他人ごとのように自分のことを考える」という究極のメタ認知の方法だと思っています。
- 私たち日本人は、あらゆる意味で、もう少し「好き」を大切にした方が良いのではないかと思います。
- 成長する企業とはどんな企業かと尋ねられたら、私は「Why(なぜ)を考え続ける会社」だと答えます。
- 私は、日本には2種類の人がいると思っています。一方は、「失望最小化戦略」で生きる人。もう一方は、「希望最大化戦略」で生きる人です。「失望最小化戦略」とは、文字通り失望を最小化したいと考え、「できるだけ失望しないこと」を優先する価値観です。(中略)残念ながら、今の日本には「失望最小化戦略」を選ぶ人の方が多いのではないかと思います。私は、これが日本の今の停滞を生む一つの要因になっていると考えています。
- そこでいつも言っているのが、「勝つか負けるか」ではなく「勝つか学ぶか」だ、ということです。
以上です。
一つでも共感を覚えたなら、是非読んでみてください。