最近読んだ本「5000日後の世界」のこと。
今日も本のご紹介です。
「5000日後の世界」著者:ケヴィン・ケリーさん
和紙アーティストが本の紹介ばかりで、毎日何してるんだ!?と思われるかもしれませんが、ちゃんと仕事はしてますので。
ただ、今は和紙のことよりも皆さんにとって有益ではないかと思うことをブログに連ねています。
例えば僕なら和紙アーティストとしての活動だけではなく、その活動を続けるためにも、そして創作を高めるためにも、見聞を広めることはとても大事なことだと思っています。
僕は、昨今の世の中を見ていると、世界は…人類は一体どこに向かうのか?どこに向かいたいのか?がよく分からないのです。止まれないから突き進んでいるようにしか見えない。
言い訳を一切せず、あるがままに自分のペースで歩けば色んなことがよく見えると思うんですけどね。
さて、そんな中、これからの世の中がどうなるかを予測した本に出会ったので本の中身をご紹介します。
- ミラーワールドの最も基本的な説明は、「現実世界の上に重なった、その場所に関する情報のレイヤーを通して世界を見る方法」というものです。
- VR(仮想現実)は外界が見えないゴーグルの中でのバーチャルな世界ですが、ARは、スマートグラスなどを通して現実世界を見ます。すると現実の風景に重なる形で、バーチャルの映像や文字が出現します。
- 一般的にテクノロジーは、どんどん累積していきます。古いものが消えてしまうことはほとんどありません。現在のようにフェイスブックやグーグルといった超巨大企業がある時代でも、夫婦で経営する小さなレストランは残っていますし、それらは消えるどころか、以前にもまして増えています。
- いまの時代を的確に表現するのに、「○○の時代」というような言い方をするなら、どういう言葉がふさわしいでしょうか。まず、われわれは人間以外の知性としての「AIの時代」の最初の段階にいると思います。
- 空飛ぶ車が空を埋め尽くす時代を想像する人もいますが、そうはならないでしょう。一つの問題は騒音です。
- NFTの問題は、それが今後継続的に値上がりするものを持っている人にしか魅力的に見えないことです。
- 一番重要な点は、日本があらゆる面で他国と異なっているということです。(中略)日本人の考え方の違いは力です。日本がどう他国と異なっているかというと、まず動かないものに対しても生命があるという哲学を持ち、岩や石、土や木ばかりか、機械にも魂があるという感性を持っている点です。
- 日本は昔からものを小型化する技術に長けています。小さな空間に合うよう、小さく考える思考法です。
- 非常に効率的な都市に暮らし、郊外の自然の中にある農園ではロボットが働いているというイメージです。
- 正しいことを問うていく、ということに価値が生まれます。(中略)人の仕事は問いを投げかける、そして不確実性を扱うというものになっていくと思います。
以上です。
恐ろしいような楽しみなような内容ですが、今後の参考になるのではないでしょうか。