木版画家:立原位貫さんの展覧会
現在、京都の世界遺産「仁和寺」にて開催中の浮世絵師、立原位貫さんの展覧会に行ってきました。
僕は展示されている12点の浮世絵の複製画を制作させていただきました。
鳥の子紙という和紙に印刷しています。
和紙はインクが滲みやすくキレイに印刷することが難しい素材です。
でも、僕にはどんな和紙にでもキレイに印刷できる技術があります!
今まで寺社仏閣の絵画や古文書などのレプリカ制作に携わってきたのですが、それらはほぼ全て和紙に書かれております。
そのため、本物とほぼ同じレプリカを作るために、和紙にキレイに印刷して再現する技術が必要となりました。
で試行錯誤した結果、どんな和紙にでもキレイにインクジェットプリントできる加工技術を身に付けたわけです。
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話を浮世絵に戻します。
浮世絵はデザインから彫り、摺りなど基本分業制ですが、立原位貫さんは全作業をお一人でされていた方です。
作品の評価も高くあの大英博物館にも永久保存されているそうな。すごいっ!
もちろん本物の迫力には敵いませんが、長辺は100㎝強あるので見応えがあります。
会場は仁和寺の御所庭園です。
入館料の800円でお庭や展覧会をご覧いただけます。
昨日はお天気も良く気持ちの良い散歩ができました。
10月10日まで開催されています。
京都に来られましたら是非お立ち寄りください。