最近読んだ本「これからの時代を生き抜くための生物学入門」のこと。

「これからの時代を生き抜くための生物学入門」著者:五箇公一さん

今日は本のご紹介です。

パラパラっと読み流そうかと思ったけど、読んでいるうちに目から鱗が落ちるようで、結局最後まで楽しく読んだ本です。

生物学とか全く興味はないのですが、自分も生物である以上知識として知らないよりは知っておいた方がいいなと思ったので読んでみました。

著者は「NHKクローズアップ現代」で解説を務めたり、フジテレビ「全力!脱力タイムズ」でレギュラーを務めたりされているそうで、ご存知の方も多いのかもしれません。僕はテレビをほぼ全く見ないので存じ上げませんでした。

 

では、本の中身をご紹介します。

「これからの時代を生き抜くための生物学入門」著者:五箇公一さん

  • ただ、ひとついえることは「進化とは遺伝子=DNAの飽くなき試行錯誤の繰り返し」であり、この「試行錯誤の連続」=「変わり続けること」こそが、生物の本質であり、38億年という長い歴史を生物が生き抜くことができた最大の理由でもあるのです。
  • 進化の本当に意味は、生物の「試行錯誤」の繰り返しであり、その試行=形や性質の変化が「正解」か「誤り」かを決めるのはそのときそのときの自然環境にすぎず、当然人間が決めることではありません。
  • それでも「助け合いの精神」があり、実行できるというのが人間の最大の特徴です。これはまさにヒューマニティーといってもいいでしょう。動物には血縁のない他者への利他的行動(自己が不利益をかぶることで、ほかの個体に利益を与える行動)というのがまったくありません。
  • いじめ問題は人類がヒューマニティーを失い、エゴイズムを噴出させた結果です。もし、なんらかの拍子に、エゴイズムの増殖が止まらなくなり、核戦争などで文明が崩壊し、本当に人間が自然界に裸で放り出されることになったら…。ケダモノに負けるのが人間です。人間らしさを失ったときとは、人間が崩壊、滅亡するときです。人間が強いと思うこと自体がエゴなんですから。現代の人間が強いのはあくまでも文明、文化という武器を持っているからです。おいしい水と食料があるからです。全部はぎとられ、ケダモノにかえったら、われわれは一番に滅ぼされます。
  • 遺伝子工学は非常に進んだ、万能の科学と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は取り扱いには十分な注意が必要なデリケートなテクノロジーであると理解しなくてはなりません。
  • 人の人生にとって遺伝子は決して万能というわけではありません。人間の成長過程には多くの環境要因が影響してきます。食べ物などの栄養条件、友人や恩師などの人間関係、小説や絵画などの芸術的要素などなどー人が一生のうちで経験し、出会う要素によって、身長や体重などの表現形質も変われば、性格すらも変わってきます。また自分自身の努力によっても、形質や性質は変化していきます。
  • 生物学者として私が思う人間らしさ=人間という種の特性は、ありとあらゆる個性を認めて、社会にその才能を反映させ、豊かな文化を作り上げることなんじゃないかと思います。
  • 現時点で地球上に生息する種の数は正確にはわかっていないのですが、現在、さまざまな生物種が急速に姿を消していて、その大部分が人間活動に起因するものであることが環境問題のひとつとなっています。この現象が人間にとって「たいしたことない」ことなのか「とても危ない」ことなのかすら、現状はわかっていません。
  • 資源ゼロのこの国が今後、世界で持続的に発展していくためには、日本にしか存在しない「固有性」や「文化的価値」で世界を惹きつけていくことがひとつの戦略になると考えます。
  • 私たちがまた元の利己的欲求に基づくグローバル経済社会、資源浪費型社会に戻ってしまえば、新たなるウイルスの災禍が繰り返されることになります。今回のウイルス禍からわれわれが学ぶべきことは、利他的ヒューマニティーへの回帰とともに、自然と共生する資源循環型社会を目指して生活を変容させることの必要性だと考えます。
  • たしかに、近年、これまで身近に見かけていた生物たちがどんどん姿を消していることは多くの人が実感できることであり、その変化の速度に危機感を覚えることは普通のことだと思います。しかし、ここで大切なのは「もし、このまま生物たちが減り続け、生物多様性が大きく損なわれて一番困るのは、われわれ人間自身である」ということです。
「これからの時代を生き抜くための生物学入門」著者:五箇公一さん

以上です。

いかがでしょうか?

僕は五箇さんと同じ考え方の人間なので、日々上記内容をあまりにリアルに感じています。

未来の姿は分からないけれど、少しでもあらゆる一切が笑顔でワクワク過ごせたらいいのになと思います。

たった1人の人間の力では何も変わらないけれど、自分が変わらなければ周りも変わらないので、これからも地道に正しいと思う自分の道を歩もうっと!

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